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Shopifyのセッションとは?2026年9月の数え方の変更・ボット除外・GA4との違い

Shopifyのセッションの定義、2026年9月の数え方の変更でセッション数とCVRがどう動くか、ボットのセッションの見分け方、更新の前と後を比べるときの注意、GA4と合わない理由、セッションが多く出すぎるときの確認まで。

この記事で分かることShopifyのセッションは、ストアへの1回の訪問のことで、30分何も操作がないと終わります。Shopifyは2026年9月21日から23日にかけて、この数え方を変えました。見つかったボットのセッションを初期設定で除くこと、協定世界時(UTC)の0時で区切らないこと、ページを見ずにチェックアウトへ進んだ訪問も数えることの3点です。そのため、注文が同じでもセッション数とコンバージョン率は動きます。注文、売上、顧客数は変わりません。数字が動いたら、まず注文と売上を並べて見て、更新の前と後は別の基準として扱います。GA4のセッションはこの更新の影響を受けないので、両者の差の大きさも9月を境に変わることがあります。

Shopifyの「セッション」は、ストアへの1回の訪問のことです。2026年9月21日から23日にかけて、Shopifyはこの数え方を変えました。9月の後半からセッション数が減った、コンバージョン率が急に上がった、と感じているなら、この更新の影響を疑ってください。

先に結論を書くと、注文、売上、顧客数は変わっていません。動いたのはセッション数と、それを分母にしているコンバージョン率などの数字です。ストアの成果が変わったかどうかは、注文と売上で確かめます。Shopifyは、ほとんどのストアではこの更新のために何かを設定する必要はない、としています。

この記事では、Shopifyでストアを運営している人に向けて、次のことをまとめました。根拠はShopifyのヘルプセンターと変更履歴で、内容は2026年10月29日時点のものです。

  • Shopifyのセッションの定義と、訪問者数との違い
  • 2026年9月に変わった3つの点と、セッション数がどちらに動くか
  • 数字が動いたときに確かめる順番
  • ボットのセッションの見分け方
  • 更新の前と後を比べるときの注意
  • GA4のセッションと合わない理由
  • セッションが実際より多く数えられているときの確認

Shopifyのセッションとは

Shopifyのセッションは、ストアへの1回の訪問で、30分何も操作がないと終わります。Shopifyのヘルプによると、訪問者(ブラウザ)を見分けるCookieと、セッションの長さを追うCookieを使って数えています。

指標数えるもの例
セッション数訪問の回数同じ人が朝と夜に来れば2
訪問者数訪問した人(ブラウザ)の数同じ人が朝と夜に来ても1
コンバージョン率購入につながったセッションの割合100セッションで2件の購入なら2%

同じ人が何回も来るので、ふつうはセッション数のほうが訪問者数より多くなります。

数えられない訪問もあります。デスクトップの管理画面で[ストアを見る]を押して開いた分は、セッションに入りません(それ以外の開き方をすると数えられます)。また、Cookieバナーで同意を取っている地域では、同意を得てからでないと訪問者のデータは集めません。Shopifyのヘルプは、EEA(欧州経済領域)とイギリスで営業しているストアを例に、同意しなかった人のセッションは数えられず、セッション数やコンバージョン率が下がることがある、と説明しています。同意バナーの考え方はCookie同意バナーは必要?ECの判断基準とGA4の同意モードにまとめています。

ULTRO NOTES|計測・分析Cookie同意バナーは必要?ECの判断基準とGA4の同意モードCookie同意バナーが必要かどうかは、どの国のお客様に販売しているかで変わります。日本向けの自社ECに関係する法律、同意バナーを出したときにGA4の数字がどう変わるか、同意モードの基本と高度の違い、Shopifyでの設定をまとめます。

Shopifyのセッションの数え方が、2026年9月に変わった3つの点

Shopifyは2026年9月21日から23日にかけて、ストア分析のセッションの測り方を変えました。更新は21〜23日の間に順に各ストアへ届き、届いた時点からレポートのセッション数が変わることがあります。先に図で示します。

2026年9月にShopifyのセッションの数え方が3つ変わったことを示す図。見つかったボットのセッションを初期設定で除く(セッション数が減る)、UTCの0時(日本時間の午前9時)で区切らない(減る)、ページを見ずにチェックアウトへ進んだ訪問も数える(増える)。注文・売上・顧客数は変わらず、コンバージョン率はセッション数を分母にしているので注文が同じでも動く
2026年9月21〜23日に変わった3つの点と、セッション数が動く向き。Shopifyのヘルプセンターと変更履歴をもとに作成(2026年10月時点)(画像を押すと拡大できます)

変わったのは次の3点です。

変わったことセッション数理由
見つかったボットのセッションを、セッション関連のレポートから初期設定で除く減るこれまで数えていたボットが入らなくなる
協定世界時(UTC)の0時でセッションを区切らず、続いている操作をもとに数える減る0時をまたぐ訪問が、2つではなく1つになる
ページを見ずにチェックアウトへ進んだ訪問も数える増えるこれまで数えていなかった訪問が入る

日本時間では、UTCの0時は午前9時です。これまでは、朝9時をまたいでストアを見ていた訪問が2つに分かれていました。

3つ目の「ページを見ずにチェックアウトへ進んだ訪問」は、Shopifyのヘルプでは、カートのリンクから直接チェックアウトに進むお客様が例に挙がっています。カートのリンクは、/cart/バリエーションID:数量 のような、開くと商品が入った状態でチェックアウトに進むURLのことです。広告やメールのボタンにこうしたリンクを使っているストアでは、この分が増えます。カートのリンクの新しい形(/buy)はWebMCPとは?MCPとの違いとShopifyで使えるツール、カートのパーマリンク/buyで扱っています。

ULTRO NOTES|SEO・LLMOWebMCPとは?MCPとの違いとShopifyで使えるツール、カートのパーマリンク/buyWebMCP(Web MCP)は、ブラウザの中のAIがサイトの機能を直接呼べるようにする新しいWeb標準の案です。MCPとの違い、Shopifyで設定なしに出ているツール(自社ストアで実測)、AIが注文まで進む条件、カートのパーマリンクの新しい形/buyとUTMの付け方をまとめます。

影響を受けるのは、セッションを使う指標です。Shopifyのヘルプと変更履歴は、セッション、コンバージョン率、カート追加率、チェックアウト到達率、チェックアウトコンバージョン率、直帰率、セッションあたりのページビュー、平均セッション時間、オンラインストアの訪問者、検索数を挙げています。注文やお客様をセッションに結びつけるほかの指標も変わることがあります。注文、売上、顧客数は変わりません。

セッションを使ったカスタムレポートを作っている場合や、ストア分析のセッションのデータを使うアプリを入れている場合は、その数字も変わることがあります。アプリの数字は、アプリの開発者に確かめるよう、ヘルプは案内しています。

セッション数やコンバージョン率が動いたときに確かめる順番

セッション数やコンバージョン率が9月の後半から動いたら、まず同じ期間の注文と売上を並べます。ここが変わっていなければ、動いたのは数え方です。確かめる順番を先に図で示します。

セッション数やコンバージョン率が動いたときに確かめる順番を示す図。1:注文・売上・顧客数・セッション数を更新の前と後の1週間ずつ並べる。注文と売上が変わっていなければ動いたのは数え方。2:ボットのセッションを含めて見る。3:カートのリンクを使っているか確かめる。4:目標や警告の基準を引き直す
数字が動いたときに確かめる順番。Shopifyのヘルプセンターをもとに作成(2026年10月時点)(画像を押すと拡大できます)

順番は次のとおりです。

  1. 更新の前と後の1週間ずつで、注文数、売上、顧客数、セッション数を並べる。 曜日をそろえて、たとえば9月14〜20日と9月24〜30日を比べます。[ストア分析]の概要で期間を選び、比較の期間を指定すると並べられます。Shopifyのヘルプも、セッションと一緒に注文、売上、顧客数を見て、ストアの活動に変化があったかを判断するよう案内しています
  2. ボットのセッションを含めて見る。 次の節の絞り込みで「ボット」も含めると、減った分のうち、ボットがどれくらいを占めるかが分かります。0時をまたぐ訪問の数え方も変わっているので、ボットを足しても前とまったく同じ数にはなりません
  3. カートのリンクを使っているか確かめる。 セッションが増えたなら、広告のリンク先や、メールのボタンのリンクに、カートのリンクを使っていないかを見ます
  4. 目標や警告の基準を引き直す。 「コンバージョン率が何%を下回ったら」といった基準を置いているなら、更新後の数字で決め直します

Shopifyのコンバージョン率は、購入につながったセッションをセッション数で割ったものなので、注文が同じでもセッション数が減れば上がります。コンバージョン率の見方と、段階ごとの見方はECサイトのCVR(コンバージョン率)平均は?Shopifyの目安にまとめています。

ULTRO NOTES|サイト構築・改善ECサイトのCVR(コンバージョン率)平均は?Shopifyの目安ECサイトのCVR(コンバージョン率)の平均を、Shopify 427店の2026年のデータで業種別に整理しました。Shopify・GA4・広告で数字が違う理由と確認画面、購入までを段階に分けて落ちている箇所から直す手順も解説します。

Shopifyでボットのセッションを確認する方法

Shopifyでボットのセッションを見るには、ストア分析のレポートで「人間またはボットのセッション」という絞り込みを使います。Shopifyが2025年10月27日に変更履歴で告知した機能で、2026年9月の更新からは、ボットを除いた数字が初期設定になりました。

  1. 管理画面の[ストア分析]>[レポート]を開き、セッションのレポートを選ぶ
  2. [コントロール]の[絞り込み]で、「人間またはボットのセッション」を選ぶ
  3. 値を「人間」「ボット」から選ぶ。両方を見たいときは「次のいずれかと等しい」で2つとも選ぶ
  4. 内訳を並べて見たいときは、絞り込みではなく、ディメンション(表の行として内訳を並べる項目)として足す

ボットの判定と表示には、次の決まりがあります。

日付・場所内容
2025年10月7日この日以降に受け取ったデータから、ボットの判定が使われる。それより前のセッションは、さかのぼって分けられない
2025年10月27日「人間またはボットのセッション」の絞り込みが告知された
2026年9月21〜23日ボットを除いた数字が、セッション関連のレポートの初期設定になった
管理画面のホーム、ライブビューボットを除いた数字で表示され、変えられない
検索のレポート、商品のおすすめのレポート自動でボットを除き、この絞り込みは出ない

レポートの指標のカードにある情報のアイコンから、ボットを絞り込める期間を確かめられます。

Shopifyは、本物のお客様をボットと間違えるより、一部のボットを見逃すほうがよいという考えで、判定を控えめにしていると書いています。そのため、ボットを除いた数字にも、ボットは少し残ります。新しい種類の自動アクセスは、学習が進むまで、すぐには分けられないこともあります。

それでも、判定の仕組みが変わると数字はまとめて動きます。『A/Bテスト実践ガイド』には、ボットの分類が変わっただけで複数の指標がそろって良く見えた例が出てきます。コンバージョン率が上がったときほど、まず数え方を疑うのが安全です。同じ考え方は、A/Bテストの結果を読むときにも当てはまります。

ULTRO NOTES|サイト構築・改善A/Bテストとは?有意差の見方と必要なアクセス数、ECでやってはいけないケースA/Bテスト(ABテスト)は、2つのパターンを同時に出し分けて成果を比べる方法です。有意差の見方と計算ツール、必要なサンプル数の出し方、自社のアクセス数で検出できる改善幅の早見表、途中で止めてはいけない理由、Shopifyの標準機能での始め方をまとめます。

セッションが急に増えたときも、ボットを疑う

急にセッションが増えて、注文が増えていないときも、ボットを疑います。「人間またはボットのセッション」をディメンションにして、参照元名などと並べると、どこから来たボットが増えたかを見分けやすくなります。

更新の前と後のセッション数・CVRを比べるときの注意

Shopifyは、更新の前と後を比べるときは測り方の変更として扱い、更新後のデータをセッション関連の指標の新しい基準にするよう案内しています。過去のデータは消えも作り直しもされませんが、ボットを除く設定のために見え方が変わることがあります。日付と比べ方を先に図で示します。

ボットの判定と数え方の変更の日付を示す図。2025年10月7日にボットの判定が始まり、2025年10月27日に絞り込みが告知され、2026年9月21〜23日に更新が順に各ストアへ届き、9月24日以降が新しい基準。前年同月・前月とは注文数・売上・顧客数で比べ、施策の前後は両方が9月24日以降ならセッションとコンバージョン率も使える
比べるときに気をつける日付と、比べ方。Shopifyのヘルプセンターと変更履歴をもとに作成(2026年10月時点)(画像を押すと拡大できます)

表にすると、次のとおりです。

比べたいもの使う数字
前年同月、前月との比較注文数、売上、顧客数(更新の影響を受けない)
施策の前後の比較前と後の両方が9月24日以降なら、セッションとコンバージョン率も使える
9月をまたぐ期間セッションとコンバージョン率は、9月21〜23日を境に分けて見る。21〜23日はどちらの基準か分からない日として扱う

Shopifyのヘルプには、9月21日をまたぐ期間でセッションや検索のデータを出すと結果がずれることがあり、レポートの編集画面に注意が出る場合がある、とも書かれています。

ボットの判定は2025年10月7日以降のセッションにしか使われないので、それより前の期間とは同じ条件で絞り込めません。ヘルプは、その日以降の期間どうしで比べるか、絞り込みを外して両方の期間を見ることを勧めています。

測り方が変わった期間をそのまま比べないのは、計測全般で同じです。『クッキー規制を乗り越える! 新しいデジタルマーケティングの本』は、施策ごとに、事業の成果、管理画面に出る数字、計測の条件、計測できていない範囲を分けて記録し、条件が変わった期間を単純に比べないことを勧めています。社内の月次報告にShopifyのセッションやコンバージョン率を載せているなら、9月の欄に「数え方の変更あり」と書いておくと、後で読み違えません。

ShopifyとGA4のセッションが合わない理由

ShopifyのセッションとGA4のセッションは、別の仕組みで数えているので一致しません。Shopifyのヘルプは、違いの理由として次の6つを挙げています。古いGoogleアナリティクスを前提にした書き方も含まれるので、GA4での扱いを右の列に足しました。

理由(Shopifyのヘルプ)内容GA4での扱い
再読み込みの数え方Googleは再読み込みをすべて記録するが、ブラウザはキャッシュしたページの再読み込みを数えないことがあるGA4のセッションは、再読み込みのたびに増えるわけではない
セッションの定義検索エンジンのボットなどを訪問として数えるかどうかが、ツールによって違う既知のボットは自動で除かれ、この除外はオフにできない
JavaScriptとCookieGoogleは、JavaScriptとCookieが使える訪問しか計測できない同意しなかった人や、Cookieを使えない人は数えにくい
ブラウザの拡張機能広告ブロックなどで、計測が止められることがある同じ
タイムゾーンレポートのタイムゾーンが違うと、日ごとの数字がずれるプロパティのタイムゾーンをストアとそろえる
計測の仕組み各社の計測方法は同じではなく、詳細は公開されていない―

GA4のセッションは、Shopifyの9月の更新の影響を受けません。Shopifyもボットを除くようになり、0時で区切らなくなったので、ボットと日付の扱いはGA4に近づきました。そのため、ShopifyとGA4の差の大きさも、9月を境に変わることがあります。たとえば「Shopifyのほうがずっと多かったのに、急に差が縮んだ」という変化は、GA4の計測が良くなったのではなく、Shopify側の数え方が変わった可能性があります。

GA4側のセッションの数え方と、合計が合わない理由はGA4のセッションとユーザー数|合計が合わない理由と切れる条件にまとめています。購入の件数がShopifyの注文より少ないときの確かめ方はShopifyでGA4の購入が計測漏れする原因と埋め方にあります。

ULTRO NOTES|計測・分析GA4のセッションとユーザー数|合計が合わない理由と切れる条件GA4のセッションは操作のない時間が30分を超えると切れます。日別の和や表の行の和が合計と合わないのは、重複を除いて数えることとHyperLogLog++による推定、しきい値のためです。4つのユーザー数の違いと、月曜始まりの週の見方まで。ULTRO NOTES|計測・分析ShopifyでGA4の購入が計測漏れする原因と埋め方ShopifyとGA4の購入数・売上が合わない、購入が計測されないときの原因と確かめ方を説明します。注文番号での突き合わせ手順、タグの見直し・サーバーサイドGTM・Measurement Protocolの比較、当社が作ったアプリ「GapFill」での埋め方まで。

セッションが実際より多く数えられるとき

セッション数が実際より多く出てコンバージョン率が低く出るときは、ストアのどこかが、1回の訪問の途中でセッションのCookieを作り直している可能性があります。Cookieが作り直されると、1回の訪問が複数のセッションとして記録されます。注文、売上、顧客数には影響しません。直しても、過去のレポートはさかのぼって直りません。

いちばん多い原因は、同意の処理だとShopifyのヘルプは書いています。挙げられている原因は次のとおりです。

  • 同意管理のアプリが、ページを読み込むたびに分析用のCookieを消して作り直している
  • Cookieバナーの設定で、訪問者が選ぶ前の間に、Cookieの削除と作成が繰り返されている
  • テーマや外部のスクリプトがCookieを書き換えている。カートの情報を短い間隔で何度も読み込むコードや、複数のドメインでCookieが発行されていることが原因だった例も挙げられている
  • Cookieの設定項目(有効なドメインや期限など)が上書きされている

ヘルプの確認手順は、ブラウザの開発者ツールで _shopify_s というCookieの値を見ながら3〜4ページを移動し、値が途中で変わらないかを確かめる、というものです。ただし、この手順は2026年10月時点の実態と合っていません。

  • Shopifyの開発者向けの変更履歴は、2026年1月1日からストアフロントで _shopify_s と _shopify_y を設定しなくなると告知しています(Hydrogenのストアは2026年4月30日)
  • 当社のストアを2026年10月29日に確かめたところ、_shopify_s は発行されておらず、_shopify_essential、_shopify_analytics、_shopify_marketing という3つのCookieが発行されていました。どれも、ページのスクリプトからは読めない設定(HttpOnly)でした。開発者ツールのCookieの一覧では値を見られますが、どれがセッションを表すかは公式には書かれていません

Cookieの名前に頼らずにできる確認は、ヘルプにある次の2つです。

  1. 開発者ツールの[Network]で[Preserve log]をオンにし、1ページで60秒ほど何もせずに待って、cart.js のような同じ通信が短い間隔で繰り返されていないかを見る
  2. テーマのコード、追加したスクリプト、タグマネージャーの中で、document.cookie を書き換えている箇所を探す

同意を求める地域では、バナーに答える前、同意した後、拒否した後の3つの状態で確かめます。ヘルプによると、答える前と拒否した後はCookieがない(あっても値が変わらない)、同意した後はCookieがあって値が変わらない、のが正しい状態です。日本だけで売っていて、日本にバナーを出していないストアは、日本からは同意を求められる状態になりません。

同意の処理を直すと、それまでShopifyに伝わっていなかった「拒否」が伝わるようになり、拒否した人のデータを集めなくなるので、セッション数がさらに減ることがあります。自分で確かめるのが難しければ、同意アプリやテーマの開発者に確認を頼んでください。

ヘッドレス(Hydrogenなど、Shopifyのテーマを使わない作り)のストアは、分析の作り方によって、使える絞り込みやセッションの数え方が違うことがあります。Hydrogenでは、Cookieの代わりの仕組みに移していないと、訪問者とセッションの数字が正しく出なくなるとShopifyは書いています。

参考にした情報

よくある質問

Shopifyのセッションとは何ですか?

ストアへの1回の訪問のことです。Shopifyは、訪問者(ブラウザ)を見分けるCookieと、セッションの長さを追うCookieを使って数えていて、30分何も操作がないとセッションは終わります。同じ人が1日に2回来れば2セッションなので、ふつうはセッション数のほうが訪問者数より多くなります。

2026年9月からShopifyのセッション数が変わったのはなぜですか?

Shopifyが2026年9月21日から23日にかけて、セッションの数え方を変えたためです。見つかったボットのセッションが初期設定で除かれ、協定世界時(UTC)の0時をまたぐ訪問も1つのセッションとして数えるようになりました。この2つはセッション数を減らします。一方で、ページを見ずにチェックアウトへ進んだ訪問も数えるようになったので、増える方向の変化もあります。注文、売上、顧客数は変わりません。

セッションが減ったのに、コンバージョン率が上がりました。改善したのですか?

数え方の変更による動きの可能性があります。Shopifyのコンバージョン率はセッション数を分母にしているので、注文が同じでもセッションが減れば上がります。Shopifyのヘルプも、注文、売上、顧客数を一緒に見て、ストアの活動に変化があったかを確かめるよう案内しています。

Shopifyでボットのセッションを確認するにはどうすればいいですか?

管理画面の[ストア分析]>[レポート]で、セッションのレポートを開き、[コントロール]の[絞り込み]で「人間またはボットのセッション」を選びます。値は「人間」と「ボット」です。ディメンションとして足すと、両方を並べて見られます。ボットの判定は2025年10月7日以降のデータにだけ適用されます。

管理画面のホームのセッション数は、ボットを含んでいますか?

含んでいません。Shopifyのヘルプによると、管理画面のホームとライブビューは、ボットを除いた数字で表示され、ボットを含める切り替えはありません。ボットも含めた数字を見たいときは、[ストア分析]>[レポート]のセッションのレポートで絞り込みを変えます。

ShopifyとGA4でセッション数が合わないのはなぜですか?

数える仕組みが別だからです。Shopifyのヘルプは、再読み込みの数え方、ボットを訪問として数えるかどうか、JavaScriptとCookieが使えるかどうか、ブラウザの拡張機能による計測のブロック、タイムゾーン、計測の仕組みの違いを挙げています。GA4のセッションは2026年9月の更新の影響を受けないので、9月を境に差の大きさが変わることもあります。

更新の前と後で、セッション数やコンバージョン率を比べてもいいですか?

そのまま比べるのは避けてください。Shopifyは、更新の前と後を比べるときは測り方の変更として扱い、更新後のデータを新しい基準にするよう案内しています。前年同月などと比べるときは注文と売上を使い、セッションとコンバージョン率は更新が届いた後の期間どうしで比べます。更新は9月21〜23日に順に届いたので、9月24日以降どうしで比べると確実です。

まとめ
  • Shopifyのセッションはストアへの1回の訪問。30分何も操作がないと終わる。訪問者数よりセッション数のほうが多くなるのがふつう
  • 2026年9月21〜23日に数え方が変わった。ボットを初期設定で除外、UTCの0時で区切らない、ページを見ずにチェックアウトへ進む訪問も数える
  • セッション数は増えることも減ることもあり、コンバージョン率や検索数も動く。注文・売上・顧客数は変わらない
  • ボットは「人間またはボットのセッション」で絞り込める。判定は2025年10月7日以降のデータだけ。ホームとライブビューはボットを除いた数字で固定
  • 比べるときは注文と売上を使い、セッションとCVRは9月24日以降どうしで比べる。GA4との差の大きさも変わりうる

この記事を書いた人永田 龍史

株式会社ULTRO 代表取締役

Shopify Partner。Shopifyストアの構築・保守・広告運用・CRMを一気通貫で担当。個人として運用した広告費は累計40億円超。計測設計から逆算して、利益が伸びる仕組みを作っています。Google 広告の認定資格(検索・ディスプレイ・動画・ショッピング・アプリ・P-MAX・測定)と Google アナリティクス認定資格を保有。

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