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Meta広告マネージャの使い方|ECで見る順番と初期設定

画面の機能を全部覚える必要はありません。ECの売上キャンペーンで、最初に整える設定と、毎週見る列と順番に絞ってまとめました。

この記事で分かることMeta広告マネージャは、Facebook・Instagramなどに出す広告を作って、配信して、結果を見る画面です。ECで使うときは、目的に「売上」を選び、ShopifyとつないだピクセルとコンバージョンAPIで購入を計測するところまでが初期設定です。結果を見るときは、列プリセットの「売上」を元に自分の列を作り、消化金額、購入のROASとCPA、購入数、CPM・CTR・フリークエンシーの順に、上から原因をさかのぼります。広告マネージャの購入数はShopifyの注文数と一致しない前提で、広告どうしを比べるために使います。

Meta広告マネージャの使い方を調べると、ボタンの位置を1つずつ説明する記事がたくさん出てきます。画面の機能は多いのですが、ECの売上を伸ばすために毎週触るところは、そのうちのごく一部です。

この記事は、Shopifyなどで自社ECを運営していて、Meta広告を自分たちで回している方、または代理店のレポートを自分でも確かめたい方に向けて書いています。売上を目的にしたキャンペーンに絞って、最初に整える設定と、毎週見る列と順番をまとめます。

画面の表記は、2026年10月時点の日本語の管理画面と、Metaビジネスヘルプセンター(日本語版)で確認したものです。

Meta広告マネージャとは?

Meta広告マネージャは、Facebook・Instagram・Messenger・Audience Networkに出す広告を作り、配信し、結果を見るための画面です。ブラウザで adsmanager.facebook.com を開くか、Meta Business Suite のメニューから開きます。

Metaには似た名前の画面がいくつかあり、最初はどこで何をするのかが分かりにくいところです。ECで広告を回すときに触るのは、主に次の4つです。

画面何をするところかECで触る場面
広告マネージャ広告を作り、配信し、結果を見る毎日〜毎週
イベントマネージャピクセルとコンバージョンAPIで送っている購入などのデータを確かめる計測を設定したとき、数字がおかしいとき
ビジネスポートフォリオ(ビジネス設定)広告アカウント・Facebookページ・データセット・カタログ・メンバーの権限を管理する最初の設定と、代理店に権限を渡すとき
コマースマネージャ商品カタログを管理するカタログを使う広告を出すとき

ビジネスポートフォリオは、以前は「ビジネスマネージャ」と呼ばれていたものです。古い記事ではこの名前で出てきます。

キャンペーン・広告セット・広告の3層で決めること

広告マネージャの広告は、キャンペーン、広告セット、広告の3層でできています。画面の上にもこの3つのタブが並んでいます。

Meta広告マネージャのキャンペーン一覧の画面。上にキャンペーン・広告セット・広告の3つのタブ、表の右上に列と内訳のボタンが並んでいる
①キャンペーン・広告セット・広告のタブ ②表に出す項目を選ぶ「列」 ③数字を年齢や配置で分ける「内訳」(2026年10月時点の画面。広告アカウント名と数値は伏せています。画像を押すと拡大できます)

層ごとに決めることを、先に図で示します。

Meta広告の3層を示した図。広告アカウントの下に、キャンペーン、広告セット、広告がある。キャンペーンでは目的を決め、Advantage+ キャンペーン予算を使う場合は予算も決める。ECでの例は目的が売上。広告セットでは何を数えるか、誰に・どこに出すか、予算と期間を決め、表示の値段(CPM)が高いときに見直す。ECでの例は購入を最適化の対象にし、オーディエンスと配置は広めにする。広告では何を見せるかを決め、クリックされない(CTRが低い)ときに見直す。ECでの例は商品の写真、使っている場面の動画、カタログの商品
キャンペーン・広告セット・広告で決めること(株式会社ULTROが作成。2026年10月時点(画像を押すと拡大できます)

表にすると、次のとおりです。

層決めることECでの例
キャンペーン目的。Advantage+ キャンペーン予算(キャンペーンの予算)を使う場合は予算も目的は「売上」
広告セット成果として何を数えるか、誰に出すか、どこに出すか、予算と期間購入を最適化の対象にする。オーディエンスと配置は広めに
広告何を見せるか。画像・動画・テキスト・リンク先商品の写真、使っている場面の動画、カタログの商品

数字が悪いときに、どの層を直すのかを分けて考えると、手の打ち方がはっきりします。表示の値段(CPM)が高いなら広告セットの対象や配置、クリックされない(CTRが低い)なら広告の中身、という具合です。

ECで選ぶ目的は「売上」

キャンペーンを作るときに、最初に目的を選びます。目的は6つあります。

目的使う場面
認知できるだけ多くの人に広告を覚えてもらう
トラフィックサイトやアプリに人を送る
エンゲージメントメッセージ、動画の再生、投稿への反応を増やす
リード問い合わせや資料請求の情報を集める
アプリの宣伝アプリをインストールしてもらう
売上商品を買う可能性が高い人に届ける

ECで売上を伸ばすなら「売上」を選びます。Metaのヘルプには、Eコマースサイトなどから購入する可能性が高い利用者にリーチしたい場合は「売上」を使う、と書かれています。以前あった「コンバージョン」と「カタログ販売」の目的は、いまは「売上」にまとめられています。

「トラフィック」を選ぶと、Metaはクリックしてくれそうな人に広告を出します。クリックする人と買う人は同じではないので、サイトへのアクセスが増えても売上が増えないということが起きます。ECの広告で売上を目的にするなら、最初から「売上」を選びます。

「Advantage+ オン」の表示

売上・アプリの宣伝・リードの目的を選ぶと、作成画面にAdvantage+の設定が出ます。Metaのヘルプによると、いまはほとんどのキャンペーンが、推奨の設定(Advantage+ キャンペーン設定)から作成が始まるようになっています。

予算・オーディエンス・配置のどれかを細かく絞り込みすぎると、その項目に[Advantage+ オフ]と表示されます。売上の目的でAdvantage+のオーディエンス・配置・予算を使うキャンペーンが、Advantage+ セールスキャンペーンです。以前の「Advantage+ ショッピングキャンペーン」にあたります。

最初から細かく絞るより、まずはAdvantage+ オンの状態で回し、数字を見てから絞るかどうかを決めるほうが、配信の学習が進みやすくなります。ただし、配送できない地域や、広告を出せない年齢がある場合は、絞り込みではなく「アカウント制御」で除外します。アカウント制御を使っても、Advantage+の状態には影響しないとヘルプに書かれています。

ECで最初にやる初期設定

広告を作る前に、次の4つを済ませておきます。ここが抜けていると、広告マネージャで購入の数字が出なかったり、代理店に頼むときに作業が止まったりします。

  1. ビジネスポートフォリオに、広告アカウント・Facebookページ・Instagramアカウントをまとめる。 個人のアカウントの下にある広告アカウントは、担当者が辞めたときに引き継げなくなります
  2. Shopifyと連携して、購入を計測する。 ShopifyのFacebook & Instagramのアプリでつなぐと、ピクセル(ブラウザから送る)とコンバージョンAPI(サーバーから送る)の両方で購入のデータが送られます。データ共有のレベルの選び方と、送られているかの確かめ方はコンバージョンAPIとは?にまとめています
  3. カタログをつなぐ。 同じアプリでShopifyの商品がカタログに同期されます。商品の画像や価格を広告に使うときに必要です
  4. 権限を整理する。 社内のメンバーと代理店に、必要な分だけの権限を渡します。手順はMeta広告の権限付与の手順に書きました

2が終わったら、イベントマネージャで購入(Purchase)のイベントが届いているかを確かめます。テストで1件注文して、イベントマネージャに出てくれば計測は動いています。

広告セットで決める「アトリビューション設定」

広告セットには、どの購入を広告の成果として数えるかを決める「アトリビューション設定」があります。Metaのヘルプ「アトリビューションモデルとアトリビューション設定について」によると、ウェブサイトの購入に使える標準の設定は次のとおりです。

種類数える購入
クリックスルー広告のリンクをクリックしてから1日または7日以内
ビュースルー広告が表示されてから1日以内
エンゲージスルー広告でリンク以外のクリック(動画の5秒以上の再生など)をしてから1日以内

ヘルプには、標準のほかに、広告がなければ起きなかった購入(インクリメンタルコンバージョン)を予測して最適化する「インクリメンタルアトリビューション」と、外部の分析ツールのデータを共有する「カスタムアトリビューション」も載っています。ただし、モデルが違う広告セットの結果は、キャンペーンの表で比べられないとも書かれています。比べたい広告セットどうしは、同じアトリビューション設定にそろえます。ヘルプは、正確に比べるにはアトリビューション設定の比較機能を使うよう案内しています。画面では「列」のメニューに「アトリビューション設定を比較」があります。

この設定は、配信の最適化とレポートの数え方の両方に効きます。途中で変えると、変える前と後の数字を比べられなくなるので、最初に決めて動かさないのが基本です。

ECで数字を見る順番

結果は、キャンペーン・広告セット・広告の表で見ます。表に出る項目(列)は、画面右上の「列」から選びます。

列プリセットの「売上」から始める

列には、用途ごとにまとめた「列プリセット」があります。初期表示は「パフォーマンス」で、結果・リーチ・フリークエンシー・インプレッションなどが並びます。ECでは「売上」のプリセットを元にします。「列」のメニューから「その他のコラムプリセットをチェック」へ進むと、「売上」の見出しの下にあります。

Meta広告マネージャの列のメニューで、その他のプリセットの一覧を開き、売上の見出しの下にある列プリセット「売上」を指している画面
①「列」を開き、「その他のコラムプリセットをチェック」へ進む ②「売上」の見出しの下にある列プリセット「売上」(2026年10月時点の画面。広告アカウント名と数値は伏せています。画像を押すと拡大できます)

2026年10月時点の画面で「売上」を選ぶと、配信、消化金額、予算、インプレッション、CPM(インプレッション単価)、リーチ、フリークエンシー、CTR(すべて)、リンククリック、CPC(すべて)、購入ROAS(広告費用対効果)、アトリビューション設定、結果、結果の単価が並びました。購入の件数と金額の列は入っていないので、次の手順で足します。

自分の列を作って保存する

プリセットのままだと、見たい数字が足りなかったり、要らない数字が混ざったりします。「列をカスタマイズ」で、左から見る順に並べて、名前を付けて保存しておきます。毎回同じ列で見ることで、先週との違いに気付けます。

Meta広告マネージャの列をカスタマイズの画面。左に指標の検索欄とカテゴリ、右に選択された列の一覧が並んでいる
①指標を検索する ②右側の一覧をドラッグして、表に出す順番を並べ替える(2026年10月時点の画面。広告アカウント名と数値は伏せています。画像を押すと拡大できます)

購入の件数と売上の金額は、検索欄に「購入」と入れると出てくる「コンバージョン」の表で選びます。「購入」の行に「合計」「値」「コスト」の3つのチェック欄があり、合計が件数、値が売上の金額、コストが1件あたりの単価です。

Meta広告マネージャの列をカスタマイズで「購入」と検索した結果。コンバージョンの表に、購入と購入ROAS(広告費用対効果)の行があり、それぞれ合計・値・コストのチェック欄がある
①「購入」の行。合計が件数、値が売上の金額、コストが1件あたりの単価 ②「購入ROAS(広告費用対効果)」(2026年10月時点の画面。広告アカウント名と数値は伏せています。画像を押すと拡大できます)

ECの売上キャンペーンで、ULTROが使っている列の並びは次のとおりです。

順番列見ること
1配信配信中か、情報収集中か、広告疲れのステータスが出ていないか
2消化金額予算どおりに使えているか
3購入ROAS(広告費用対効果)広告費に対して、どれだけの売上が付いたか
4結果の単価、または「購入」のコスト購入1件あたりの広告費。CPA
5「購入」の合計件数。少なすぎる広告セットは、ROASやCPAがぶれる
6「購入」の値売上の金額
7リンククリック、CTR(リンククリックスルー率)広告がクリックされているか。プリセットの「CTR(すべて)」は、いいねなどのクリックも数えるので入れ替える
8CPM(インプレッション単価)表示の値段が上がっていないか
9フリークエンシー同じ人に何度も出ていないか
10前回の大きな変更いつ大きな編集をしたか(情報収集期間の確認用)

上から順に、原因をさかのぼる

数字を見るときは、表の上から順に見ていきます。先に図で示します。

売上キャンペーンの数字を表の上から順に見る4段階の図。1は消化金額で、予算どおりに使えているか。大幅に少ないなら配信が止まっているか対象が狭すぎる。2は購入のROASとCPAで、目標に収まっていればここで終わり。3は購入数とCVRで、クリックした人が買わなくなっているならサイト側を疑う。4はCPM・CTR・フリークエンシーで、フリークエンシーが上がるのに合わせてCTRが下がるなら同じ人に見せすぎ
数字を見る順番(株式会社ULTROが作成。2026年10月時点(画像を押すと拡大できます)

1つずつ見ると、次のとおりです。

  1. 消化金額:予算どおりに使えているか。大幅に少ないなら、配信が止まっているか、対象が狭すぎる
  2. 購入のROASとCPA:目標に収まっているか。収まっていれば、ここで終わり
  3. 購入数とCVR:ROASやCPAが悪化しているなら、購入数が減ったのか、クリックした人が買わなくなったのかを見る。クリックした人が買わなくなっているなら、広告よりサイト側(在庫切れ、価格、商品ページ)を疑う
  4. CPM・CTR・フリークエンシー:クリック単価が上がっているなら、表示の値段(CPM)が上がったのか、クリックされにくくなった(CTRが下がった)のかを分ける。フリークエンシーが上がるのに合わせてCTRが下がっているなら、同じ人に見せすぎている

3でCVRが急に落ちたときは、広告の設定を触る前に、自分で注文してみます。『ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング』は、CVRが急に落ちたら、まずカートとサーバーを自分で注文して確かめ、時間帯別の件数を見る、と書いています。決済やカートの不具合で買えなくなっているなら、広告をいくら直しても戻りません。

CTR・CPC・CPMの関係と、さかのぼる手順の細かいところは、CTR・CPC・CPMの違いと計算式で説明しています。ROASとCPAの目標の決め方は、ROASとは?とCPAとは?にまとめました。

ULTRO NOTES|広告運用CTR・CPC・CPMの違いと計算式|EC広告で数字を読む順番CTRはクリック率、CPCはクリック単価、CPMは1,000回表示あたりの費用です。3つの計算式と、CPC=CPM÷CTRでつながる関係、CPAが上がったときにどの数字から見るか、媒体ごとに「クリック」の中身が違う点をECの例でまとめます。ULTRO NOTES|広告運用ROASとは?計算式とCPA・ROIとの違い、目標の決め方ROAS(ロアス)は広告費に対して売上がどれだけ返ってきたかを見る指標です。計算式と単位の使い分け、CPA・ROIとの違い、粗利率から目標ROASを逆算する手順、単価の幅が大きいサイトや商品別に目標を分けるべきケースまでまとめます。ULTRO NOTES|広告運用CPAとは?計算方法と目標CPAの決め方|ROASとの使い分けCPAは広告費をコンバージョン数で割った、1件の獲得にかかった費用です。計算式、CPO・CACとの違い、ECで送料や決済手数料まで引いて限界CPAを出す手順、目標CPAを低くしすぎたときに起きること、ROASとの使い分けをまとめます。

期間は7日以上で見る

1日ごとの数字は、購入の件数が少ないとぶれます。比べるときは、過去7日と、その前の7日のように、同じ長さの期間で比べます。画面右上の期間の設定にある「比較」にチェックを入れると、2つの期間を並べて見られます。

内訳で、どこが動いたかを分ける

「内訳」を使うと、日・年齢・性別・配置・国・プラットフォームなどで数字を分けて見られます。ECでよく使うのは、配置(Facebookのフィード、Instagramのリールなど)と、年齢です。全体のCPAが悪化したとき、特定の配置だけが悪化していないかを確かめます。

Meta広告マネージャの内訳のメニュー。最近使用した内訳と、おすすめとして日・年齢・配置・国・プラットフォームが並んでいる
①「内訳」を開く ②おすすめに日・年齢・配置・国・プラットフォームが並ぶ(2026年10月時点の画面。広告アカウント名と数値は伏せています。画像を押すと拡大できます)

ただし、内訳で悪い配置や年齢を見つけても、すぐに外すとAdvantage+の配置やオーディエンスが絞り込まれ、[Advantage+ オフ]になります。外すかどうかは、数週間続けて同じ結果が出てから判断します。

「配信」列のステータスの意味

配信列には、広告セットや広告の状態が表示されます。ECの運用でよく見るのは次のとおりです。

ステータス意味どうするか
情報収集中配信の仕方を学習している途中編集せずに待つ。通常、最後の大きな編集から1週間以内に約50件の結果で終わる
情報収集が不十分期間内に十分な結果が集まっていない似た広告セットをまとめる、予算を見直す、最適化する対象を見直す
過少クリエイティブ結果の単価が過去の広告より高い(2倍未満)違う素材の広告を足す
広告疲れ結果の単価が過去の広告の2倍以上違う素材の広告を足す。オーディエンスを広げる

情報収集期間中は、パフォーマンスが安定せず、CPAが高くなりやすいとヘルプに書かれています。期間中の数字で良し悪しを判断しないこと、何度も編集して期間を延ばさないことが大事です。広告や広告セットを増やしすぎると、それぞれが学習できる量が減るので、似た広告セットはまとめるようにも案内されています。

[過少クリエイティブ]や[広告疲れ]が出たときの考え方と、フリークエンシーの見方は、フリークエンシーとは?Meta広告での目安と、上がりすぎたときの対処にまとめています。

ULTRO NOTES|広告運用フリークエンシーとは?Meta広告での目安と、上がりすぎたときの対処フリークエンシーは、1人に広告が平均何回表示されたかを表す指標です。計算式、「3回が最適」と言われる根拠、ECの売上キャンペーンでの見方、Meta広告で上がりすぎたときの対処と、上限を設定できるキャンペーンの条件をまとめます。

数字がShopifyやGA4と合わないとき

広告マネージャの購入数は、Shopifyの注文数やGA4の数字と一致しません。主な理由は2つです。

  • 数える条件が違う。 広告マネージャは、前の節のアトリビューション設定(クリックから7日以内、表示から1日以内など)で、自分の広告の成果として数えます。表示されただけの人の購入も含まれます
  • ほかの媒体も同じ注文を数える。 Meta広告をクリックしたあとにGoogle 広告もクリックして買った人の注文は、どちらの媒体も自分の成果として数えます

そのため、広告マネージャの購入数は、Meta広告の中で、広告どうし・広告セットどうしを比べるために使います。売上全体はShopifyの数字で見て、媒体どうしを比べるときはGA4などの共通の物差しにそろえます。ツールごとの数え方の違いは、アトリビューションとは?に表でまとめています。

ULTRO NOTES|計測・分析アトリビューションとは?GA4・広告・Shopifyで数字が合わない理由アトリビューションは、購入までに触れた広告やチャネルのうち、どれの成果とするかを決めるルールです。GA4・Google 広告・Meta広告・Shopifyで既定のルールがどう違うか、同じ購入が別々に数えられる仕組み、ECでどの数字を何に使うかをまとめます。

よくある勘違い

「トラフィックの目的のほうがクリック単価が安いから得」。 クリック単価は安くなりますが、買う人に届けているわけではありません。ECで見るべきはCPAとROASです。

「情報収集中のうちに、悪い広告をどんどん止める」。 期間中の数字は安定しません。止めたり予算を変えたりすると、学習がやり直しになります。

「アトリビューション設定の違う広告セットを並べて比べる」。 数え方が違うので、比べても判断を誤ります。比べるものは設定をそろえます。

「広告マネージャの購入数を足すと、売上の合計になる」。 ほかの媒体と重複して数えている分があるので、足しても実際の注文数にはなりません。

列の設計から、毎週の数字の読み方、素材の入れ替えまでを一緒に回す支援は、広告運用で行っています。

参考にした情報

よくある質問

Meta広告マネージャはどこから開けますか?

ブラウザで adsmanager.facebook.com を開くか、Meta Business Suite の左のメニューから広告マネージャを選びます。スマートフォンにはMeta Ads Managerのアプリもあります。広告アカウントを複数持っている場合は、画面の左上で開く広告アカウントを切り替えます。

Meta Business Suiteやビジネスポートフォリオとの違いは何ですか?

広告マネージャは広告を作って結果を見る画面です。Meta Business Suiteは、FacebookページやInstagramの投稿・メッセージ・広告をまとめて扱う入口で、ビジネスポートフォリオ(以前のビジネスマネージャ)は、広告アカウント・ページ・データセット・メンバーの権限を管理する入れ物です。代理店に権限を渡すのはビジネスポートフォリオの設定で行います。

ECではどのキャンペーンの目的を選べばいいですか?

「売上」です。Metaのヘルプでは、Eコマースサイトなどから購入する可能性が高い人に届けたい場合に「売上」を使うと案内されています。以前の「コンバージョン」と「カタログ販売」は、いまは「売上」にまとめられています。

「情報収集中」と表示されたら、どうすればいいですか?

編集せずに待ちます。Metaのヘルプでは、情報収集期間は通常、最後に大きな編集を加えてから1週間以内に約50件の結果を得ると終わるとされ、その間はCPAが高くなりやすいと書かれています。期間中に予算やオーディエンスを何度も変えると、学習がやり直しになって長引きます。

広告マネージャの購入数がShopifyの注文数と合いません。

合わないのが普通です。広告マネージャは、広告をクリックしてから7日以内、表示されてから1日以内などの条件で、自分の広告の成果として購入を数えます。同じ注文を、Google 広告も自分の成果として数えます。広告マネージャの購入数は、Meta広告の中で広告どうしを比べるために使い、売上全体はShopifyの数字で見ます。

列はどう設定するのがおすすめですか?

列プリセットの「売上」を選び、そこから「列をカスタマイズ」で消化金額、購入(件数と値)、購入ROAS(広告費用対効果)、結果の単価、CPM、CTR(リンククリックスルー率)、フリークエンシーなどを左から順に並べて、名前を付けて保存します。毎回同じ列で見ることで、先週との差に気付けます。

まとめ
  • 広告マネージャは、キャンペーン(目的と予算)・広告セット(誰に、どこに、いくら)・広告(何を見せるか)の3層
  • ECの目的は「売上」。以前の「コンバージョン」と「カタログ販売」はここにまとめられた
  • 初期設定は、ビジネスポートフォリオの整理、Shopifyとの連携(ピクセルとコンバージョンAPI)、カタログの接続、権限
  • 列プリセットの「売上」を元に、自分の列を作って保存する。毎回同じ列で見る
  • 見る順番は、消化金額 → 購入のROASとCPA → 購入数とCVR → CPM・CTR・フリークエンシー
  • 「情報収集中」は約50件の結果で終わる。期間中は編集しない
  • 広告マネージャの購入数は、ShopifyやGA4と一致しない前提で使う

この記事を書いた人永田 龍史

株式会社ULTRO 代表取締役

Shopify Partner。Shopifyストアの構築・保守・広告運用・CRMを一気通貫で担当。個人として運用した広告費は累計40億円超。計測設計から逆算して、利益が伸びる仕組みを作っています。Google 広告の認定資格(検索・ディスプレイ・動画・ショッピング・アプリ・P-MAX・測定)と Google アナリティクス認定資格を保有。

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